胃もたれや吐き気と言った不快感、便秘といった悩みは、おいしく食事を食べることが出来ない大きな要因です。人間にとって食事は栄養の摂取だけではなく、食べることによるストレスの発散の要素も持っています。今回はそんな胃腸の調子を整えるハーブティーのハーブを紹介します。
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胃腸は非常にデリケートな臓器で、ストレスによって胃の場合は潰瘍や胃もたれ、腸の場合は下痢といった症状を発生します。腸の働きは、人間の体の副交感神経の働きがスムーズでないとうまく食べ物の消化が出来ません。食べ物を消化するためには、筋肉の緊張がほぐれる必要があるためです。また交感神経が過剰に活動していると、消化酵素の過剰分泌があるため、吐き気や食欲不振の原因になります。胃腸の調子を整えるなら、飲むタイミングは食中か食後が特に効果的です。
レモングラスは胃の調子を整える、便秘や下痢といった症状を改善します。レモングラスは胃の痛みや吐き気と言った胃の緊張や過剰な胃酸分泌で起こす不調に特に効果があります。エスニック料理にレモングラスが使用されるのは、暑さによる胃の不調を整えて、食欲を増進させる働きを持っています。
レモンバームは、レモングラスよりもレモンの風味があり、甘い味が特徴のハーブです。レモンバームは食欲不振や胃もたれといった胃酸が少ないことによって起こる体の不調に効果的です。夏バテや脂っこいものを食べた後に飲むのがおすすめのハーブです。
緊張によるキリキリとした胃の痛み、胃に特化した不調ならカモミールがおすすめです。胃の不調の主な原因は胃酸の分泌がうまくいっていないことで起こります。緊張によって胃酸が過剰分泌されていると胃の粘膜で保護しきれなかった胃酸が胃壁に触れるようになるため痛みが生じます。この過剰な緊張を改善して調子を整えるのがカモミールの効果です。また、胃酸の分泌が少なすぎる状態も改善する効果もあり、交感神経のバランスを整えてくれるハーブです。
胃腸の調子を整えるならレモングラスが腸を含めて総合力が高く、胃酸が少ないことによる不調に関しては、レモンバームがおすすめです。吐き気や消化不調両方繰り返すような場合はカモミールのハーブティーを飲むと改善効果が期待できます。