ハーブには、薬ほどでは無いものの摂取すると有効成分が体の不調を改善する力を持っています。
薬に頼らない、何気なく摂取しているもので症状の改善になるハーブと効果がある理由を解説します。
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生理痛とは、人間の子宮内膜を剥がすために分泌されるプロスタグランジンの作用が必要以上に強くなり、子宮や胃や腸、血管に作用して体に発生する不快感全般を指します。この症状を改善するには、まずは体の血行を良くすることが大事です。
人間の体が冷えることで、血流が悪化し、子宮内膜が剥がれにくい状態が続くと、痛みもずっと続くようになります。そのため、まずは体を温めて血流を良くするハーブティーを飲んで下腹部や体を温めることが重要です。その上でうっ血やむくみ、吐き気の症状に合わせて、ハーブティーを飲むことでより自分の生理痛の症状をより早く改善することが出来ます。
体を温めるために最強と言われるのが、ジンジャーとゆずです。ジンジャーにはジンゲロール、シネオールと呼ばれる成分が含まれています。末梢血管の幅を広げて血流を良くし強い発汗作用があります。体を早く温める効果があり即効性があるのが特徴です。ゆずには、リモネンと呼ばれる柑橘系に含まれる血行促進物質とビタミンCが多く含まれています。整理の出血の際には鉄分不足になりがちですが、ゆずは手軽にリモネンと豊富なビタミンCを手軽に摂ることができます。エキスを飲むだけではなく、皮ごと食べてしまうのもおすすめです。
カモミールは小さなキク科の可憐な花のハーブで、万能ハーブと呼ばれることも多く様々な女性の悩みを改善してくれます。生理痛の場合は、血流を良くすることで体のうっ血やむくみ改善や、胃腸の働きを助ける働きがあります。生理痛の時に吐き気や胃の不快感に悩んでいる人にはおすすめです。ローズマリーは血流を改善しつつ、頭痛の改善効果も持っているハーブです。また、ローズマリーも胃の調子を整えるハーブなので、吐き気の改善にも役立ちます。
ミント類に含まれているメントールも痛みや吐き気の改善効果がありますが、貧血による立ちくらみやめまいの症状が出やすい人はペパーミントやハッカがおすすめです。ミント類にはメントールは含まれていますが、ペパーミントとハッカが多いので生理痛改善にはおすすめです。
生理痛は、体の冷えから来る痛みと吐き気やむかつきという不快感、めまいといった症状もおこります。体をあたためる力なら、ジンジャー、ゆず、むかつきや吐き気にはカモミールやローズマリー、めまいや立ちくらみにはペパーミントやハッカがおすすめです。