皆さん春野菜をしっかり食事に取り入れていますか??今回はみなさんが取り入れやすい野菜に絞って春野菜の凄さをお伝えしたいと思います。
◾️レタス
ストレス緩和に最適な野菜の一つがレタスです。レタスは五味では苦味と甘味に分類されます。苦味には、イライラや興奮状態をしずめる力があります。春は卒業や入学、入社、転勤、転職など、さまざまな変化が訪れ、ストレスがつきものの季節ですよね。
ストレスによるイライラや不安感、食欲低下、肌荒れなどに悩む人も多いのではないでしょうか?
ストレスとは、変化に対応するために体や心に負荷がかかった状態です。これを切り抜けるためには、変化に柔軟に対応できるよう準備しておくことが重要で、それを補うには、レタスの苦味が役立ちます♪
ちなみに、もうひとつの甘味には、滋養の力があはら、脾を養い、疲労を回復し、気分を穏やかにします。
レタスにはそのほか、胃腸を整え、気分を落ち着ける効果もあります。また、便通を促し、肌の調子を整える作用も持っています。
ただし、生のままでは量があまり食べられないので、さっと湯通ししてたっぷり食べるのがおすすめです。
こんな人に特におすすめ
□イライラする
□食欲がない
□産後
□肌荒れが気になる
□便秘
◾️白菜
花粉症の不安感とさようなら
白菜には、粘膜の炎症やわしずめて渇きを癒す働きがあります。ですから、高まる陽気に影響されてイライラが出やすい春に、ぜひ食べてほしい食材のひとつです。
また、この季節に起こる厄介なトラブルの花粉症にもおすすめです。
と言うのも、花粉症は花粉という外敵に対し、体が過剰な防衛反応を起こすことによって起こるトラブルです。鼻詰まり、肌の赤み、目のかゆみなどいわゆる花粉症の症状は、中医学的に見ると、粘膜が熱を持ち、炎症のようになった状態です。ですから、熱を冷まして炎症をしずめる力がある、白菜を食べるとよいというわけです。
また、白菜は解毒効果も高いので、花粉などの外邪の排出も助けてくれます。さはに、胃腸を整えて便通を良くする働きもあります。
こんな人に特におすすめ
□花粉症がつらい
□肌荒れが気になる
□食欲がない
□便秘
□情緒が不安定
◾️チンゲン菜
気分を沈めて安眠できる
「春眠暁を覚えず」なんて言葉もありますが、一方で、春は季節の変わり目であまり良く眠れないという人も少なくないのではないでしょうか?そんなとき、チンゲン菜がおすすめです。
チンゲン菜の特筆すべき薬膳的効能は、イライラを沈めて精神を安定させることです。ですから、「気分がたかぶって眠れない」「嫌なことを思い出して眠れない」なんていう時はチンゲン菜を食べましょう。
同じく気分を安定させる卵と合わせて、チンゲン菜と卵の炒め物なんて言うのも良い食べ方ですね。
チンゲン菜には、ほかに血流や胃腸の機能を改善する効果もあります。そのため、肩こりがひどい人、シミやそばかすが気になる人、食欲がわかない人にもおすすめです。
こんな人に特におすすめ
□良く眠れない
□イライラする
□食欲がない
□肩こりや頭痛がある
□シミやそばかすが気になる
どれもスーパーに売っていて気軽に取り入れやすいのではないでしょうか? 自分の体を食事を通して優しくしてみるのも良いかもしれません。