生薬を使った料理や食材が特別で味が美味しくないとか思ってる人いませんか?それは間違いなんですー!
実は「薬膳」って、昔からある教えや、中医学(中国伝統医学)の理論に基づいて作られた料理方法ことを指しますが、
①食用・・季節・時間・場所・年齢・性別などによって食材を選択する。
②食養・・食材を用いて身体を養う、食養生を行うことであり病気を持っていない人が対象となる。
③食療・・食材の効能により疾病を治療する、病いを持っている人が対象となる。
④薬膳・・食療のうえに食薬を加えて作った、病いを治す料理を薬膳という。
近年ではこれらをひとくくりに「薬膳」といわれているんです。
昔から食材には薬と同じような効能があると考えられてきました。薬膳の知恵を使って、季節や自分の体質、体調に合った食材を組み合わせ、毎日を健やかに過ごせるといいですよね。そして、野菜中心?精進料理みたいなもの?とも思いますよね。
実は、肉も魚も油も使い、味付けもしっかりいたします。健康とは、心身ともに健やかで元気に活動できる状態を言います。薬膳は、気力、体力を増強するスタミナ食という一面も兼ね備えているのでとても頼りになりますね。
●寝込むほどではないけど、なんとなく体がだるい・・・
●このところ、なぜかイライラしやすい・・・
●寝てもすぐ目が覚める。よく眠れない・・・
●生理が遅れがち、または月に2度もくる・・・
などなど、病気というほどではないけど、あるいは、健康診断では異常なしといわれたけれど調子が悪い、といった不調症状に対し、対応の幅が多いのが中医学です。 また、『ストレスですね』で片づけられる精神状態に対し、『気』のアプローチの多さは現代医学の比ではありません。 そして、これらの症状に対し、化学薬品に頼ることなく、毎日の食事で改善していけるのが、薬膳のおもしろさ、すばらしさです。