ビタミンの大切さは皆様ご存じですよね。ビタミンDは食事から摂取する方法以外に外に出ることでもビタミンDは作れます。
太古の人は、太陽とともに起き、太陽が沈むとともに眠りました。このリズムは私たちの遺伝子に刻み込まれ、現代人であっても変わりません。太陽が上っている間は、太陽の光を浴びて健康を維持するシステムが体には備わっています。皮膚に太陽光があたると、皮膚に蓄積されているコレステロールを原料としてビタミンDという物質がつくられます。これは、”カルシウムの吸収を調節するビタミン”としかとらえられていませんでした。
しかし、近年ビタミンDには、とんでもないほどの健康効果、とくに免疫力を改善する効果があることが報告されるようになってきました。
ぜひみなさんビタミンDの秘密を最後までご覧ください。
感染症とビタミンDの関係
ビタミンDは、リンパ球やマクロファージと呼ばれる感染の最前線で働く白血球の機能をコントロールします。ビタミンD不足の状態では、当然感染症にかかるリスク、重症化するリスクは上がります。2020年から猛威をふるっている新型コロナウイルス感染対策のためにもビタミンDを積極的に作れると良いですね。
太陽によるビタミンD生成の目安時間は?
ずばり、夏は5分、冬は15分、日光浴をしましょう。太陽の光を浴びるだけで、ビタミンDが上昇し、免疫力が上がるのですから、太陽を浴びない手はありません。太陽光を求めて積極的に外出してもらいたいです。実際には、太陽光からつくられるビタミンD量は、夏に週3回30〜60分の日光浴です。しかし、ビタミンDは脂溶性のビタミンであり蓄積性があります。毎日少しずつ体に溜めておくことができます。絶えず太陽光を浴びる生活を意識すればビタミンD欠乏症に陥ることはありません。推奨される時間は、夏は5分、冬は1分程度、昼間の日光浴を習慣にしてください。
食材からビタミンD摂取
ビタミンDを多く含む食品は、サーモンやイワシなどの魚、牛のレバーなどの肉類、バター、チーズ、キノコ、卵の黄身ですので、食品からの摂取もぜひ行ってみてくださいね。しかし、ビタミンDは摂取しすぎると中毒があるため注意は必要です。 万能なビタミンDを体内で蓄積しておくためにも休日は外にたくさん出ましょう。