風邪の時は早く治るように栄養のあるものを食べなきゃという考え、実は間違っているかもしれません。また風邪の時食欲が無くなるのにもちゃんと理由があります。
人間だけでなく、他の動物もあえて「食べない」ということをします。
例えば犬は、怪我した時一切食べ物を食べません。また、水さえも口にしません。その断食状態でただただひたすら、じっとうずくまって休みをとります。
このように、食べないことで身体は治癒に専念できるようになるのです。
風邪の時の食欲
病気のときには、私たち人間も食欲がなくなります。これは実は、「病気を回復させるために食べないで。」という体からの警告なんです。
ところが、生き物のなかで唯一人間は、この自然の摂理にそむいて、「食べないと治まらない」と精のつくものを食べよう、食べさせようとするのです。
➡風邪などを早く治すためには、食事を摂らない「断食」が効果的です。体のなかおエネルギーを、食べ物の消化吸収に使うのではなく、「自然治癒力」のために総動員させましょう。そして体が回復に向かうと、自然に食欲が出ます。
このように体が弱っている時は、水、お茶などの水分をとにかくしっかりと摂って、あとは十分な睡眠と安静を心がけることが、体を癒す最短距離であることを覚えておきましょう。
日々の生活に断食を取り入れよう!
心も体も体重もスッキリする断食は、いろんな体の不調を治してくれます。断食を簡単に言うと「食を断たれるという異常事態に体が生命の危機を感じ、免疫力、自然治癒力が目覚める」です。
おススメの断食方法
「三日断食」
・「三日断食」終了後1日目、白米の重湯(米粒が1割以下)を軽く一膳と梅干し1個。これを5時間以上の間隔をあけ、日に2~3回繰り返す。
・2日目 米粒が2~3割入ったお粥を、同じ日に2~3膳食す。
・3日目 白米1:水3ぐらいのやわらかいご飯、味噌汁、半熟卵などの食事を日に2~3回繰り返す
・4日目 普通食に戻しつつも、量は少なめにしてよく噛む ★ただ繰り返すだけですが、断食は危険を伴う行為ですので自己流で行わず、専門家のもと行うのがベストです。