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近づいてくる花粉症

〇花粉症のピークは一般的に2月~4月と言われています。花粉症や、アレルギー性鼻炎には3つのタイプがあることはご存知ですか?今回はあなたがどのタイプに当てはまるのか一緒に診断していきましょう。

 

 ダニやほこりなどアレルギーを引き起こす物質が体に入ると、その刺激で鼻水がでたり、クシャミが出たり、目がかゆくなったりするアレルギー性鼻炎。なかでも。花粉の刺激で症状がおこる花粉症に悩まされている人が増えています。

 漢方では、体が健康であれば、外から悪い邪気が入ってきたり、その影響を受けたりすることは少ないと考えます。そのため、鼻水などの症状を抑えることにより、体のバランスを整えることを優先して症状の改善を目指します。

 胃腸が弱っていると、アレルギー性鼻炎の発症に関係があり、粘膜や免疫、水分代謝などの調整がうまくできないと考えられます。食べすぎたり飲みすぎたりして、胃に負担をかけないことが大切です。

食事はよく噛んで食べましょう♪

【気になる!花粉症タイプチェック✓】

タイプ1

□滝のように鼻水が流れてくる

□クシャミがよく出る

□むくみやすい

□冷えやすい

□冷えると症状が悪化する

□だるい

□胃腸が痛い

タイプ2

□鼻がつまる

□黄色く粘りのある鼻水が出る

□目がかゆい

□頭痛がする

□喉が痛くなる

□くちびるが渇く

□熱っぽくてぼーっとする

タイプ3

□水っぽい鼻水が出る

□風邪をひきやすい

□疲れやすい

□寒がり

□少し動くと汗がでる

□せきをよくする

□息切れがする

みなさんはどのタイプに一番チェック✓がつきましたか?

タイプ1に多くチェックがついた方は→冷えタイプ

タイプ2に多くチェックがついた方は→熱タイプ

タイプ3に多くチェックがついた方は→バリア不足タイプ

に分けられます。

【冷えタイプの方】

 水分の代謝が悪くなっています。そのため、体が冷えると、体の中の余分な水分が鼻からあふれ出てくるタイプです。

 まず、体を冷やさないことが重要です。冷たい水分、甘い物は控えめに。しょうがや長ネギなどの辛味野菜は体を温め、症状を楽にしてくれます。

●よく使われる漢方薬→体を温め、水分代謝をよくする「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」などが使われます。

【熱タイプの方】

 水分を体にまく役割をしている「肺」に熱がこもっていて、全身に送られるはずの水分が固まり、鼻水になっています。固まっているので鼻をかんでもうまく出てきません。

 熱を冷ます、れんこんやきゅうりなどを摂るようにしてみてください。スッとする香りのペパーミントティーもおすすめです。

●よく使われる漢方薬→熱をとり、消炎作用のある「辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)」などが使われています。

【バリア不足タイプの方】

 体をバリアする「衛気」という「気」が不足していて、少しの刺激でも症状が出るタイプです。水分の代謝も悪くなってきます。

 胃腸の機能の低下で、肺の気が不足します。胃腸のはたらきを助け、バリア機能を回復させるじゃがいもや豆類、しそなどを積極的に採り入れましょう。

●よく使われる漢方薬→「六君子湯(りっくんしとう)」などで、胃腸のはたらきをよくし、水分の代謝を改善します。

花粉症の方必見!鼻の症状をスッキリさせるツボのご紹介♪

★迎香(げいこう) 鼻水、鼻づまり改善のための代表的なツボです。鼻の通りをよくします。

①小鼻のすぐ横にある、骨のきわのくぼみに人差し指を当てる。

②人差し指(中指でも可)を使い、鼻をはさむような気持ちでやや上向きに10秒ほど強めに押し、パッと離す。これを5回くりかえすだけ!

〇日常のワンポイントアドバイス ・鼻のはたらきや皮膚のバリア機能、水分代謝は、「肺」の機能が低下すると弱まります。その肺は大腸と密接な関係にあり、便秘や下痢を長引かせることは、肺にも実は悪影響なんです。便秘や下痢は早めに治して大腸をスッキリさせましょう。