化粧品を選ぶとき、どんなことに重きをおいて選びますか?
乾燥肌だから・・・
敏感肌だから・・・
といろんなことを考えて化粧品を選ばれると思います。
では、『敏感肌』とはどんな肌のことをいうのでしょうか??
化粧品業界でよく使われるこの『敏感肌』という言葉。
実はこの言葉には、医学的な定義が存在しない、化粧品業界独自の
『造語』なのです。
そのため、『敏感肌』という言葉自体に正確な意味を持たないので、
化粧品のPR表現で『敏感肌の方』という表現はOK!!
と今のところはなっています。
『お肌の弱い方』という表現や『アレルギー性肌の方』という表現は、薬機法で定められている基本ルールからすると・・・
皮膚トラブルを抱えているような方に、化粧品を勧めること事体が良くないという理由でNG表現ということになるわけです。
そのため化粧品のパッケージに、例えば『敏感肌の方におすすめの化粧品』などという文言があれば、それを見て化粧品を選ばれる方も多いと思います。
では、化粧品業界でいう『敏感肌』。
このお肌は、初めからお肌に合わなくて使用できない・・・
生まれつきお肌が薄い・弱いなどという体質、乾燥トラブルなどにより肌のバリア機能が低下している・・・つまり過敏な状態になっているお肌のことをいいます。
バリア機能が低下していると、ちょっとした刺激にも過敏に反応し、
炎症を起こしてしまいます。
すると、かぶれやすくなったり、赤くなったり、かゆみを引き起こしたり・・・と様々なトラブルが出てきます。
トラブルを引き起こさないためにも、ご自分のお肌状態をよく知ることが大切なわけですが、毎日のスキンケアでご自身のお肌に触れる時に感じる肌感触や、毛穴の状態などをよく観察し、その時にあった化粧品に変えたり、過度なお手入れはさけたり、シンプルステップでのケアをしたりなど、お肌の変化に合わせてその時々に臨機応変に対応されることが、うまく敏感肌と付き合っていく上でのポイントになります。
また、洗顔するときに強くこすって洗ってしまったり、強い洗浄力成分配合の洗顔料を毎日使用したりすることが、敏感肌の人の肌荒れに大きく関わっていると考えられています。
泡立てをしっかり行い、泡を転がすようにやさしく洗ったり、弱酸性のアミノ酸系の洗浄成分を使用したり、できることはたくさんあります。 化粧品を選ばれるときは、例えば『敏感肌』の方でしたら、その文言表示のあるものを選んだり、化粧品成分が少し理解できるようならば、成分から判断したりするといいですね。