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肌悩み・ニキビ

気温が高くなると紫外線によるシミトラブルだけでなく、ニキビのお悩みを抱える方も多いと思います。 

気温上昇・マスクを日常的に着用するようになり、今まで以上にニキビができやすくなっていませんか? 

実は私もその中の一人ですが、マスクをすることで皮膚が長時間にわたって摩擦を受けることになります。 

すると摩擦による刺激からお肌を守るため、角質肥厚がおこってしまう上、マスク内部の温度・湿度がどんどん高くなり汗や皮脂が増加してしまいます。 

毛穴部分の角質が肥厚すると、毛穴の出口が狭くなり皮脂が詰まってしまいアクネ菌が増加…そしてニキビになってしまうのです。 

汚れを放置したり、摩擦による角質肥厚の段階のトラブルでしたら、余分な角質を取り除いてあげればよいので、AHA(アルファヒドロキシ酸)やサリチル酸などピーリング効果のある化粧品でのお手入れをしてあげることが効果的です。 

しかし、毛穴内に炎症がおきて赤く腫れあがってしまったり、悪化して膿をもつような黄ニキビ(膿疱)になると同じようなケアでは効果的ではありません。 

この段階になってくると、むやみやたらに肌に触れず余分な皮脂だけをやさしく洗顔で取り除くことが大切です。 

赤く炎症をおこしている状態なので、自己判断でケアを行わず皮膚科を受診するのが望ましいです。 

問題がないようでしたら、抗炎症効果や殺菌効果のある化粧品でのお手入れをするのが効果的ですが、スクラブ入り洗顔料など刺激の強いアイテムの使用は避け、洗顔料は必ずしっかり泡立てて、たっぷりの泡でやさしく洗うこと・熱すぎるお湯を使って洗わないなどの基本ケアは忘れず行っていただきたいステップとなります。 

間違ったニキビケアをしてしまうと、炎症が進んでしまい毛穴の壁が壊れて広がってしまう…所謂クレーター状の陥没になってしまいます。 

ここまで症状がいくと化粧品では改善が難しく、医療機関でのケアが必要となってしまいますのでニキビのタイプや、その対応方法をきちんと理解されることをおすすめします。 

また、ニキビはできてから改善しようと思うととても大変です。 

一番は予防することが大切ですので、日ごろからきちんとケアしていき 

ましょう。 

対策① 

摩擦や刺激は避け、余分な皮脂はきちんと洗い流す。 

少し冷たく感じるくらいの(32℃~34℃)でやさしく洗顔。 

対策② 

ニキビ予防化粧品を使用。 

油分の少ないものや、アクネ菌のエサになりにくいノンコメドジェニックと表示された化粧品を使用する。 

対策③ 

ターンオーバーの乱れを正常にする。 

バリア機能の整った正常なお肌をキープするために、保湿を忘れない。 

対策④ 

しっかり睡眠をとる。 

規則正しい生活を送ることでホルモンバランスを整えることが大切。 

対策⑤ 

便秘を避ける。 

食物繊維の多い食事や水分をきちんととり、適度な運動を心がける。 

対策⑥ 

脂質代謝をするビタミンB2、脂肪分解コントロールするビタミンB6、ニキビの炎症を防止するビタミンA・β―カロチンを豊富に含む食事を心がける。 

これらのことに気を付けながら、マスクの中が蒸れて汗をかいてるような場合には、そのまま放置したりせずマスクを外して清潔なタオルなどでやさしくふき取るなどの対策をしていただくと、これからの季節のニキビ対策ができるかと思います。 

また汗をふき取った際には、ミストやスプレーなどで保湿ケアをしていただくとより効果的です。 

是非やってみてくださいね。