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肌悩み しわ・たるみ

日射しが強い日に外出すると、気になるのが紫外線。 

特に一年の変動が少なく、年間通して気をつけなければならないUV-Aは、紫外線の約9割を占め、真皮中層まで到達し、日常の生活の中で知らず知らずのうちに浴びてしまっています。 

窓を通り抜け、家の中にいても浴びてしまうためメラノサイトを刺激し続けてしまいます。 

そのためサンタン(皮膚の黒化)を起こしたり、肌の弾力を保つエラスチン線維やコラーゲン線維を変性させて、しわ・たるみの原因となってしまうのですが、今回はこのしわ・たるみの肌悩みについてお話しようと思います。 

まずしわトラブルは、小じわ(表皮性のしわ)・表情じわ・深いしわ(真皮性のしわ)に分けられます。 

表情じわは、同じ表情を繰り返すことで表情筋が縮まってできることが原因のトラブルです。 

筋肉の緊張を緩めてあげることが必要なので、マッサージをしてお肌を和らげることがポイントです。さらに成分でいうと、ぬるボトックス成分で有名な蛇毒類似成分シンエイクやボトックス類似物質アルジルリンが配合されている化粧品でケアすると効果を発揮するといわれています。 

普段から表情筋が縮まらないようにお顔のストレッチ運動を取り入れたり、定期的なマッサージは大切なステップですので、お時間がある時は是非取り入れて頂くと良いかと思います。 

次に小じわ(表皮性のしわ)は、しわの第一段階でこまかいちりめん状の浅いしわのこと。特に目元や口元にできやすいトラブルです。 

角層中のうるおいや油分が不足し、肌表面のしなやかさが失われると浅いしわがあらわれ始めます。 

この段階でのお手入れを強化して、トラブルを進行させないことがポイントになってきます。 

初期段階でしたら、保湿力の高い化粧品を使用し肌表面が乾燥しないようにきちんと保湿ケアをすることで改善できます。 

アミノ酸やグリセリンなど、水分を吸収する性質がある成分で水分をしっかりつかむアプローチをしたり、水分をはさみこみしっかりとキープする性質を持つセラミドなどでケアをした後に、その水分を逃がさないような役割をするスクワラン・ワセリンといった油性成分でのお手入れをする…という当たり前の基本ステップがとても大切です。 

ここでお手入れを怠ってしまうと第二段階の深いしわ(真皮性のしわ)につながっていき、目元・口元以外の額にもできやすくなってしまいます。 

紫外線や加齢などの影響でコラーゲン線維やエラスチン線維がダメージを受け、肌内部から柔軟性・弾力が失われてしまうことでトラブルが深く刻まれてしまうことになります。 

そのため、紫外線対策は絶対に必要なケアですし、抗酸化作用のある化粧品でのケアをしていくのがおすすめです。 

また「しわを改善する」効果が認められた薬用化粧品も最近は増えてきましたので、ご自分のお肌に合う成分が配合された高機能化粧品でお手入れをされると効果的ですね。 

最後にまぶたや目の下・毛穴・フェイスライン・口元など全体に起こるのが第三段階のたるみになります。 

ここでは筋肉の衰えも加わり、脂肪も増えることで真皮・皮下組織の構造が変化してしまい、ハリ・弾力が低下して皮膚や脂肪を支えきれなくなってしまいます。 

すると肌全体が下がってしまいたるんでしまう…ということになります。 

この段階からお手入れを頑張っても改善することが難しいため、今直面しているトラブルを見極め、各段階に合ったお手入れをすることが大切です。 

ご自身での判断が難しい場合は、化粧品カウンターに行き、カウンセリングを受けることもおすすめです。 

肌トラブルを起こさないように、普段からのお手入れ&生活習慣を見直し、規則正しい生活が送れるのが一番いいですね。