生理前になると、イライラ、抑うつ、不安、眠気、過食、だるさ、頭痛など心身の不調を感じやすいPMS(月経前症候群)を、女性なら一度は経験したことがある方も多いのではないでしょうか。
生理周期をコントロールしているのは、「女性ホルモン」です。日本では生理のある女性の約70~80%の方が女性ホルモンの影響により、生理前に何らかの症状を感じているんだそうです。そこで今回は、PMSの対策についてご紹介します。
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PMSとは、月経前、3~10日の間続く精神的あるいは身体的症状です。英語でPremenstrual Syndrome)と呼ばれ略してPMSと呼びます。「月経開始とともに軽快ないし消失するもの」と定義されています。
日本では、約9割の女性がPMSに悩まされているという事実があります。
生理前に関わらず、女性は体を冷やさないことが大切です。特に生理期間の間や前の時期には、ホルモンの影響を受けるので、体を冷やさないことが大切です。外側からは、ひざ掛けや毛布をかけ、薄着をせずに、血行を良くするように心がけましょう。内側からは体を冷やさない食べ物や飲み物を摂取しましょう。
飲み物は、常温か暖かい飲み物を飲むようにしましょう。なんと、体温が1℃下がると基礎代謝は約12〜13%落ちるんだそうです。食べ物も、温めるものを意識しましょう。特に野菜は、温野菜にするか、調理して食べるのがおすすめです。
温かい汁ものなどを取り入れて、胃腸に優しいものを選ぶと更に効果的と言えるでしょう。
PMSのように気分が悪い時には、敏感になりがちな「におい」。なんだか苦手な匂いがすると、グッと気分が悪くなったりしますよね。逆に、心地良い香りがすると癒しやさっぱりした気分になるでしょう。
また、マッサージで全身に働きかける方法も効果的です。実際に、ヨーロッパのアロマセラピーでは、セージやカモミールなどの香りが生理前の不快症状を和らげるとされ、古い時代から使用されてきています。また、スイートオレンジの香りも、不快症状の低減効果があると認められています。
さらにマッサージとの組み合わせも、大きな効果があります。月経前の期間は、血液の循環が悪くなりがち。むくみやくすみを感じやすい時期なので、マッサージで血液の流れをを良くさせリラックスしてみると良いでしょう。
PMSで起きがちな頭痛には、こめかみに、そして腰痛には腰に、肩こりの時は首筋と痛みを感じる部位をくるくるほぐしみましょう。
神経を鎮めるためには、アルコールやカフェインを控えましょう。特に、イライラしやすい人はアルコールやカフェイン控えてみると良いでしょう。その代わりに、体を温める効果があるノンカフェインのカモミールティ、レモンティ、生姜湯、ココア、ホット豆乳などが良いでしょう。
睡眠はいつでも大切ですが、生理前の期間にはより大切なんです。体が休まらないと、気持ちもどんどん不安定になっていきます。
寝る直前までスマホ画面や動画を見続けていると、寝つきが悪くなり睡眠の質も落ちてし
まいます。生理前に不眠になったり疲れが溜まりやすくなる方は特にブルーライトが原因ということも大きく考えられます。
日本では9割の女性が経験しているPMS。PMSは気分や体調の不調が生理前の期間におき生理が始まるとともに落ち着いてきます。ホルモンが主に原因なんで、誰のせいでもありません。今回はそんなPMSの対策を4つご紹介しました。
この記事を参考に少しでも多くの皆様がPMS改善に繋がれば良いです。少しでも緩和できるように生活改善や心身の休息を意識してみてくださいね。あまりにも症状が重い際には専門家に相談してみてくださいね。