「アロエ」と聞くと、傷口に塗るイメージがあるという方も多いですよね。近年では、美容効果も高いと注目を浴びるアロエ。夏になるにつれ、アロエ配合の商品が多く店頭に並びます。肌ケアはもちろんのこと、食用としても人気の高いアロエ。そこで今回は、アロエに含まれる成分の働き、期待できる美容効果をご紹介します。
観葉植物としても人気のアロエは、食べ物としても人気が高く美容効果がとても高いんです。アロエの歴史はとても古くなんと今から4000年程前にはすでに生薬として使われており、日本でも江戸時代では漢方薬として用いられていたとの記録があります。
実は古代エジプトでは、絶世の美女とされているクレオパトラも、「アロエの液を塗って美肌を保っていた。」という言い伝えがあるのをご存知でしたか?
アロエの種類は豊富で、なんと700種以上にもなるのです。日本では「キダチアロエ」「アロエベラ」が一般的です。美容効果の高いアロエベラは、アロエヨーグルトや化粧品に使用されています。2021年現在でも、よく塗り薬や化粧品に配合されています。アロエには、体の内側から働きかけてくれることも研究で明らかになっています。
アロエには肌の調子を整える豊富な種類の働きがあります。人間は作られるコラーゲンの量が年を重ねるごとに減少し、肌のハリや弾力、潤いが失われてしまいます。アロエにはコラーゲンとヒアルロン酸の生成を促す効果があります。
アロエから抽出したエキスを肌に塗ることで、肌のコラーゲン量が増えるという研究結果もあります。美肌に欠かせないコラーゲンとヒアルロン酸の生成を促すこができるので、積極的に摂取することで内側から肌のハリをアップし、潤いを維持することができます。
人間は、紫外線を長時間浴び続けると表皮が厚くなり、ごわつきやくすみの原因になるといわれています。アロエの成分にあるアロエステロールを摂取することで、ごわつきやくすみが抑えられる、肌に透明感を与える美白効果があります。また、アロエに含まれるアロエシンという成分にはビタミンCと同じくらいの美白効果があり、メラニン色素を作る働きを抑える効果があります。
また、細胞の生まれ変わりを促進し、メラニン色素を外に追い出す効果があるため、出来てしまったシミ・そばかすにも効果が期待できるのです。
アロエには、「アロエエモジン」「アロイン」という成分が含まれ、腸内の水分量を増やし腸内の運動を活発にし、余分なものを押し出す便秘改善効果があります。
また、アロエ内成分の大部分を占める「多糖体」は、腸内の善玉菌を活性化させる働きがあります。アロインと多糖体の相乗効果から、腸内環境が整えられ、便秘の改善や対策に効果が期待できます。
アロエを大量に摂取すると刺激が強すぎる場合があるので体に合わせて少しづつ摂取するようにしましょう。
今回はアロエの美容効果についてご紹介しました。美容効果バッチリのアロエには、火傷や傷口への応急処置はもちろんのこと、美肌、美白、便秘改善効果バッチリなんです。食べても体の上からも使用することができるので色々な方法が期待できます。ぜひこの記事を参考にアロエを摂取して綺麗になってくださいね。