コロナ渦&花粉の季節でマスクを手放せない今、お肌悩みの一つとして
『乾燥』があげられるのではないでしょうか?
では、お肌の乾燥とは一体どういう状態なのか・・・
今回は乾燥について詳しくお話したいと思います。
目次
お肌の乾燥は、『皮脂』・『NMF(天然保湿因子)』・『細胞間脂質』がさまざまな影響を受けることで減少してしまい、バリア機能が低下して水分を保持する力が弱まるとこで起こってしまいます。
乾燥を感じるサインとしては、
✓洗顔後につっぱった感じがする
✓メイクがきれいに仕上がらない
✓白く粉をふいた感じがある
✓かゆみやピリピリ感がある
✓お肌のゴワつきを感じる
などがあげられると思います。
いずれもお肌の一番外側の角層の状態が大きく影響していることになります。
健康的なお肌の角層水分量というのは、一般的に20~30%といわれており、この肌表面の水分量を大きく下回るお肌だと乾燥している状態ということになり、乾燥のサインを感じ始める・・・ことになります。
では、どんな原因があってお肌の乾燥はおこってしまうのでしょうか?
空気が乾燥していると、「水分を多く含むもの=お肌」と「空気」の間で水分量を同じにしようとする力がはたらきます。
そのため、空気が乾燥し湿度が低くなるとお肌の水分が蒸発してお肌が乾燥してしまうのです。
空気が乾燥している季節などには、油分の多い乳液やクリーム、オイル美容液などでお肌にうるおいラッピングをしてあげるのがおすすめです!
また定期的に保湿のパックを行うなどのケアも取り入れていただくと効果的です。
気温が低くなると血行が悪くなり汗や皮脂の分泌が減少してしまいます。そうすると、肌内部の水分を保っている成分の1つである皮脂膜が形成されにくくなり、お肌が乾燥してしまうということです。
なので、油分の多い乳液やクリームでのお手入れはとても大切になってきますし、血行促進をするために適度な運動やストレッチは毎日取り入れていただく事をおすすめします。
紫外線をたくさん浴びてしまうと、お肌がダメージを受けます。
するとお肌は新しい細胞を生み出そうとし、ターンオーバーといわれる肌サイクルが早くなりリズムが崩れてしまうことで、未熟な角層細胞ができあがってしまいます。
そうすると、ターンオーバーの過程で作られる予定だったNMFや細胞間脂質が十分作られず、水分をちゃんと保持することができずにお肌が乾燥してしまうということになります。
紫外線からお肌を守るお手入れは年間通して必要になります。
紫外線カット効果のあるアイテムを使用し紫外線からお肌をガードすること、さらに日傘や帽子などを使用するなどの対策も必要ですね。
歳を重ねることにより代謝はどうしても低下してしまいます。
するとターンオーバーのリズムは乱れ、NMFや細胞間脂質が十分に作られなくなり水分量が減少してしまいます。
また本来剥がれ落ちるはずの角層細胞もうまくはがれにくくなり、角層が厚くなってしまう『角層肥厚』をおこしてしまうこともあります。
これがお肌のゴワつきとして感じ、乾燥へとつながります。
肥厚し不要な角質を除去するには、ピーリングや酵素洗顔、ふきとり化粧水を定期的に取り入れて、やさしく角質ケアをしていただくのがおすすめです。
汚れを落としたいから・・・と必要以上にこすって洗ったり、洗浄力の強い洗顔で洗い続けたり、過度なマッサージやこすりすぎることで必要な皮脂だけではなく、肌内部のNMFや細胞間脂質を減少させてしまうことにつながります。
洗浄力のやさしいアミノ酸系のアイテムを選んでいただいたり、規定量をきちんと守りしっかり泡立ててやさしく洗うことは基本となります。
一度ご自身の洗顔方法の見直しをしていただくことをおすすめ致します。
3つ目の原因である紫外線だけがターンオーバーの乱れを引き起こすのではなく、ストレスや睡眠不足、無理なダイエット、食生活や生活習慣の乱れによっても起こります。
肌リズムが乱れることで、角質肥厚などがおこりバリア機能が低下して乾燥につながりやすくなります。
質のよい睡眠を心がけたり、適度な運動、栄養バランスのとれた食事をするなどして生活リズムをきちんと整えることがとても大切です。
『乾燥』という肌トラブルをおこさないよう、日々の生活を見つめ直すといいですね!!