スーパーフードとして有名なスピルリナを知っていますか?栄養価が高い成分を豊富に有し、栄養バランスもよいスーパーフードの中でも、スピルリナはプライマリースーパーフードに選ばれるスーパーフードの代表格です。今回は、そんなスピルリナについて詳しく紹介します。
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スピルリナは、一言で言うと藻です。水中に生えている植物で、約30億年前から地球上に存在しているといわれています。高温で強アルカリの厳しい環境で育ち、生命力が強い藻として有名です。また、世界で最も多く生産されている藻としても知られています。
そんなスピルリナですが、ただの藻ではありません。50種類以上の健康や栄養に有効な成分を持ち、そのためにスーパーフードと呼ばれているのです。
スピルリナは食物繊維を約4~8%も含むといわれています。食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなるもので、腸内バランスを整えるのに大変有効な成分です。
スピルリナ100グラムに鉄分は約90mg含まれ、たった8粒のスピルリナを摂取すれば1日に必要な鉄分摂取量が補給できるといわれています。他にも、カルシウムやマグネシウム、亜鉛やコバルト、マンガンなど微量元素も豊富に含有されていることから、スピルリナは美容や健康に非常に有効なのです。
βカロテンは体内でビタミンAに変化するため、プロビタミンAとも呼ばれます。βカロテンは、皮膚や粘膜を強くしてくれたり、ガンの予防、免疫力の強化、アンチエイジングや視力維持など、健康に有用なたくさんの効能を持っています。
スピルリナにはたんぱく質が約55~70パーセントも含まれています。ちなみにたんぱく質が多いといわれているほかの食品でも、5~20パーセントくらいのものがほとんどです。たとえば、大豆製品である豆腐は5パーセント、牛のひき肉でも約20パーセント弱です。さらに、スピルリナのタンパク質はアミノ酸のバランスがよく、良質なたんぱく質としても有名です。
健康診断でコレステロールや血圧の値で引っかかる人も多いと思いますが、スピルリナはコレステロールの調節に効果があります。
糖尿病患者にもスピルリナは効果が期待されています。スピルリナの摂取を継続することで、血糖値が下がったという研究結果が報告されています。
スピルリナの抗酸化作用は特に有名です。スピルリナはクロロフィルやカロテノイドを豊富に含むため、抗酸化活性があることが分かっており、アンチエイジングの効果が期待できます。
いかがでしょうか。スピルリナの効能や魅力はここで紹介した以外にもたくさんあります。ぜひ取り入れて、みなさんの美容や健康に役立ててください。